粉体塗料トラブルシューティング

8 色の相違、変色、しみ
状況 基本となる色見本や以前の塗装物に対して、色や模様が異なっている現象。
原因   対策
溶接接合部に侵入した防錆油のにじみだしに対する塗膜への悪影響のため。  水切り乾燥時に加熱された接合部からしみでた防錆油をシンナー等で、拭き取る。
オーバーベーク(焼きすぎ)による変色が起きたため(白系は特に注意が必要)。  粉体塗料ごとの推奨焼きつけ条件を守る。
直接熱風炉の燃焼ガスによる変色が起きたため。  直接熱風が当たらない間接方式や電気炉等の方式に変更する。
焼き付け乾燥炉の不完全燃焼時のガスによる変色が起きたため。  焼き付け乾燥炉内の不完全燃焼ガスやススの除去をする。
ベースコート(下塗り)とトップコート(上塗り)の色が大幅に違うため。  色が大幅に違うものは、避ける。

ポリエステル樹脂系の粉体塗料は、硬化時に発生する揮発成分(ヤニ等)による塗膜への悪影響のため。

 焼き付け乾燥炉の換気、脱臭装置の改善などでヤニや煙を滞留させないようにする。

ポリエステル樹脂系に使用されている硬化剤をプリミド硬化剤(ノンヒュームタイプ)に変更する。
膜厚が薄すぎるため(隠ぺい不足)。  メーカー推奨の膜厚を確保する。
被塗物の材質や材質の色が異なっているため(鉄、アルミ、メッキ等)。  同じ材質を使用し比較してみる。
被塗物の形状の違い(板厚の違い)により、硬化条件の違う箇所がでてくるため。  塗料メーカーの推奨焼き付け条件を守り、板厚にあった焼き付け条件を調整する。
下地処理が箇所によって不均一になっているため。  被塗物全体に均一な下地処理を施す。

色の相違、変色
色の相違、変色


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