粉体塗料トラブルシューティング

7 ゆず肌
状況 塗膜のレベリングが悪い状態(塗膜表面が大小の波をうった感じ)。
原因   対策
被塗物自体の焼き付け温度上昇が遅すぎるため。  焼き付け炉の昇温状況(昇温カーブ)を測り、適切な温度設定を決める(板厚の厚い被塗物は要注意)。
塗る前の被塗物の温度が高すぎて膜厚が厚くなってしまったため(水切り乾燥炉~塗装ブースまでのインターバルが短いため)。
 水切り乾燥炉と塗装ブース間の冷却時間を延ばす。
被塗物は40℃以下が望ましい。

塗装時の膜厚不足もしくは、過剰膜厚のため。

 塗装方法の再検討(塗装時間、吐出量、作業方法等)をする。

粉体塗料の保管期間が長すぎた為、既に塗料が反応を起こしてしまっているため。

 粉体塗料の保管状況を確認する。
保管状況のかなり過ぎた塗料は、交換する。

静電コントローラーの電圧が高すぎるため。

 被塗物に適した電圧に設定する。

焼き付け乾燥炉に入る前に風などの物理的要因により
塗料が落下してしまったため。

 作業場の風の流れ等の防止もしくは、緩和の検討をする。
0.5m/sec以下が望ましい。

逆電離現象(静電反発)が起きてしまっているため。
(被塗物上の粉体膜厚が厚くなりすぎると粉体層内で電界強度が上昇、層内でスパークが発生し、逆極性のイオンがガン方向に逆流します。これにより、電荷の中和が起き、塗着効率が低下します。また、スパーク箇所にはクレーターを生じ塗面が荒れます。)

 電圧を下げる。
被塗物に対してガン先の距離を離す。
アースが適切で、1メグオーム以下であることを確認する。
バージン/回収分の割合調整を確認する。

ゆず肌過多
ゆず肌過多
  逆電離現象
逆電離現象


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